[Flex Reporting] ウィンドウでは、フレックス セットとフレックス パスを定義します。個々のドリル レベルがフレックス セットで、フレックス セットの集合がフレックス パスです。ユーザーはドリリングによってフレックス パス内のフレックス セット間を移動します。
フレックス パスの追加
ワークブックは複数のフレックス パスを含むことができます。定義をエクスポート及びインポートすることで、フレックス パスは再利用できます。
フレックス パスの命名
各フレックス パスには定義された名前があります。この名前により式が特定のフレックス パスにリンクされます。[Flex Reporting] ウィンドウの [Flex Path] タブで、パスの名前を指定します。 このフレックス パス名は、パスの設定に使用する XL3FlexMember 式で参照されます。
グリッドをフレックス レポートに変換するには、フレックス レポートのデフォルト パスを定義して [OK] をクリックします。いつでも式を編集することで、フレックス パスを変更できます。
メンバーのフィルタリング
フレックス メンバーがレポートのフィルター メンバーに設定されると、ドリルダウンされた場合、新しい選択内容に当てはまるデータを持つメンバーに自動的に更新されます。式レポートはグリッドと同様に動的に拡大したり縮小したりします。
[Drill To] メニューの無効化
デフォルトでは、XL3FlexMember には [Drill To] メニュー オプションが含まれます。これはユーザーに有効な属性/階層レベルへのドリリングを可能にする機能です。このオプションを使用して、指定したパスでこの機能を無効にすることができます。
フレックス セットの定義
フレックス セットとは、ドリリング先のレベルのことです。ツールバーの上下矢印を使用してフレックス セットを移動することで、フレックス セットが表示される順番を制御できます。
各フレックス セットの名前を指定します。名前が指定されない場合は、レベル名がデフォルトで使用されます。名前は右クリックで表示され、変更できます。[Expand To] メニューにもフレックス セット名は表示されます。
レベル
フレックス セットが使用する階層または属性のレベルを選択できます。
Excel 範囲
フレックス セットのソースに使用できる Excel 範囲です。セルに有効な Set MDX を入力してください。
MDX
ここにセットを返すための MDX を入力できます。有効な Set MDX を入力してください。
ドリリング時の自動展開
自動展開を有効にすると、このセットに返されたすべてのメンバーが、次のフレックス セットまで自動的に展開されます。
制約
レポートに階層を含められるのは一度だけです。階層がレポートの行、列、又はフィルタリング領域にある場合、フレックス セットには使用できません。この制約はフレックス パス内でも適用されます。階層は一度使用されると、別のレベルに含めることはできません。
属性の階層は 1 レベルしかないため、この制約は該当しません。フレックス セットを定義するときは、属性階層を使用することが推奨されます。